2012/03/27

今日の出来事。

首都ではしめやかに国葬が行われたようですが、先日もお伝えした通り、エウアは国葬ムードがほとんどありません。
たった30kmしか離れていないのに、大きな違いです。
まあ陸続きじゃありませんしね。。。


私たちは何をしてたかというと、ほとんど普通の休日と同じ。
いや、むしろ皆暇そうにしていたような気がします。
それに、洗濯や掃除などもできるから、日曜日ともちょっと違う。。。

午前中はほとんどタイアナ家に入り浸ってました。

明日からおそらく6月中旬まで、喪に服すという意味で、学校の先生たちはいつも腰に巻いているタオバラではなく、アヴェアヴェという腰みののようなものをつけることになります。
教育省のきまりだそうです。

アヴェアヴェは葬儀の時や喪に服す時には必須のアイテム。

しかし、私はそのアヴェアヴェがないということで、今回タイアナが作ってくれました(^_^)v


セクシーな格好でアヴェアヴェを作るタイアナ。

いつも色々と助けてくれてありがとう!!

そのお礼に....

青空美容室で
髪を切ってあげました!!

今週の木・金と首都でそろばんの全国大会が開かれます
そのエウアチームの引率として
タイアナが選ばれ
本日の午後飛行機で上京しました

その前に気になる耳周りを切ってほしいと言われ
切ったわけです

首都に行くということで
髪形を気にしたり
いつも使わないBody lotionや香水を持っていったりと
準備に大忙しでした

宿泊先のそばに店があるかどうかわからない
ということで
エウアの店でトイレットペーパーなども買っていました

ヘアースタイルはどうなったかというと...

こんな感じ!!

本人は気に入ったようなので
まあよかったです


その後...
近所のかわいい女の子たちと
写真を撮ったり、見たりして遊びました

みんな本当にかわいい~


お姉ちゃんがタイマーで撮った写真。

お姉ちゃんはすっかり私のカメラの使い方を覚えたようです



こんな感じで今日一日を過ごしました

本当に葬儀の日にこれでいいのかな.....??


国葬の様子を見たい方は私のブログにリンクされている
「Matangi Tonga」をご覧ください。

2012/03/25

日本語部会

3月21日~23日までの3日間、首都で日本語部会を開きました
日本語部会とは、トンガで日本語教育を行っている日本人、トンガ人の集まり。
皆で協力して教科書や教材の開発、各種日本語関係のイベント、各校の現状を話し合うと言ったところが主な目的です

3日間の日本語部会でしたが、初日は5月に首都で開かれる日本語コンテストの作業。
2日目はCDU(Curriculum Development Unit)にてトンガ人教師を交えた会議。
3日目はJICA事務所側との話し合いと今回の議事録の作成。
以上を行いました。


今回は、2日目の会議の様子をお伝えしようと思います

今回の議長は私、書記と英語訳はVava'uの星S隊員が行いました
議長をするのはかれこれ何回目だろうか。。。
現在日本人が3名しかいないから、ほぼ毎回そういった役が回ってきます
慣れれば大変だとは思わなくなってきます(*^^)v


今回、遅刻はあったものの出席予定者全てが出席!!
忙しい中、本当によく集まってくれたなって思いました
皆さんありがとう<(_ _)>


9:00am 予定通り会議スタート。

自己紹介

今回、調整員が変わってから
初めてのトンガ人教師を交えての会議。
ということで
名前と顔が一致するよう
トンガ人教師に自己紹介をしてもらいました

それと今回
JICA事務所で働くNational Staffのセラさんにも
トンガの日本語教育の現状を聞いてもらいました

限られた時間しかいられないJICA Volunteerや調整員。
こうして関係を作っておけば
きっと何か大きな問題が日本語部会で起こった時
助けになってくれることと思います


さて
今回の会議のメインは
8月に行われる「かな・漢字検定」の問題&採点基準の検討。
日本人が全てやってしまっては
いつまでたってもトンガ人教師は受身のままだ...
ということから
今回トンガ人に問題を事前に作ってきてもらいました


問題検討

実際に問題を解いてもらったり
プロジェクターで確認したりしながら
問題を検討しました


皆頑張っています!!

なんかすごくいい光景だなって改めて思いました
一生懸命で、助け合いながら一丸となってやってますね



今回、昼食を間にはさみ、17:00頃まで皆頑張ってやってくれました。
不満を漏らさず最後まで頑張ってくれたトンガ人の先生方。
おつかれさまでした。

それに、今回積極的に意見や提案をしてくれました。
トンガ人と一緒にやった会議という感じがすごくしましたよ。
今後ともこのような会議が続いてくれればと思います。


また、今回はCDUにシニアボランティアが不在という中での日本語部会。
CDUの会議室を借りるにあたって、たくさんの方に助けてもらいました。
本当にありがとうございました。


おそらく、私にとってトンガ人を交えて、皆で行う会議はこれが最後。
最後の最後ですごくいい会議になったと思います。

今後ともトンガの日本語教育がますます発展してくれることをいつまでも願っています。

2012/03/24

Tonga College & St. Andrew's の巡回教育

3月19日から21日まで、トンガタプで日本語を教えている2校の巡回教育を行いました
といっても、私は日本語部会のホープS隊員の巡回について行った感じですが。。。


まずはアテレにあるTonga College

とてもきれいで
エウア高校からこの学校に行く先生も
来る先生も多い
親しみのある学校です

実はー、
何度もこの前を通ったことはあったのですが、
今回初めて中に入りました


アカネシ・バカプナ先生

Tonga Collegeで唯一の日本語教師で、
明るく、指導力もあり、非常に熱心な先生です


生徒たち

アカネシ先生が質問すると
皆手をあげて回答します

ん~、エウア高校にはないな。。。
この指導力、逆にこっちが勉強になりました


実はこのトンガカレッジ
3,4年生がそれぞれ50名以上
3~5年生で100名を超える
トンガで最大の日本語履修者数!!
その多くはラグビーで日本に行きたいとか。

実際に今年の4月
日本に2週間のラグビー遠征に行くことが決定してます!!
夢の日本行きが手を伸ばせば届くところにある学校

生徒たちにとって
日本語は魅力的な教科
ということになるのでしょうか。


しかし問題が....

日本人のボランティアがいない。。。


ということで
今度日本に行くラグビーチームを集めて
私も日本語を急遽教えることにしました

名前の呼び方、あいさつ、自己紹介、Number
そして、日本語で言いたいことば

例えば
「○○が好きです」
「○○はきれいです」
など
ほとんどが対女性用のことば...

急遽ということで
何も準備していかず
分かりにくかったとは思いますが
みんな一生懸命日本語を話してくれました

楽しいひと時をありがとう

そして
教えたことが日本で言えることを願っています



次はSt. Andrew's High School

教会系の学校で授業時間が45分と
政府系の学校とは異なるTime table

ここでは音楽教師で現地採用のSさんが
2011年より日本語を教えています

Sさんはこれまで日本語を教えたことはありませんが、
学校側から依頼で
教えることになったそうです

Tonga College同様
日本語部会の手助けを必要としている学校の1つです

しかも
TIOE(教員養成学校)の日本語の教育実習生も入っているため
どのように指導していけばいいのか
との声も上がっていました

ということで
今回S隊員と一緒に行ってきました


生徒たち

現在3,4年生のみ。
教科書もトンガで使われている「さくら」の「Ⅰ」を
2年間かけて行うということになっています

皆一生懸命で
先生の言うことをきちんと聞いていました



教育実習生のアナさん

昨年日本語コンテストで優勝し
2週間の訪日研修に行ってきました

元々高校の先生で
学校側が日本語教育を始めたいとのことで
急遽彼女がTIOEで日本語教育を学ぶことになったそうです

教師の経験があるだけあって
クラスコントロールは抜群にうまい!!

ただ、ちょっと怖い。。。(^_^;)



教育実習生のレアピネさん

彼女はエウア高校の卒業生
彼女も成績優秀者として
日本に行ったことのある実力の持ち主。

彼女は発音に自信がないということで
若干不安そうに授業を進めていました

授業後、
発音のアドバイス
教える時に自信を持つこと
生徒たちとのコミュニケーションの大切さ
などを伝えました

元々明るく元気なレアピネさん
エウアの民としても
素敵な先生になってほしいです



Sさん

初めて日本語を教えるとは思えないほどの落ち着き
そしてテンポの良さでした

これからどのぐらいトンガにいるのか分かりませんが
トンガの日本語教育を日本語部会と共に支えていってほしいなと思います
我々は2年しかトンガにいられませんし。



巡回指導ということで各校を回りましたが
正直、こちらが教えるよりも学んだことの方が多かったような気がします
それに、トンガの日本語教育がエウア以外でどのように行われているかもよく分かりました

残りの任期は3か月を切りましたが、
1人で頑張っているトンガ人日本語教師のためにも
1人で初めて日本語を教えている日本語教師のためにも
また日本語部会の進展のためにも
残りの時間を精一杯やっていけたらと思います

トンガ国王崩御、その後街は....

先週、私は隊員の送別会&トンガタプ内で日本語教育が行われている学校への巡回&日本語部会で首都に上がりました。

と、その時、訃報が....

「3月18日、トンガの国王ジョージ・トゥポウ5世が香港でお亡くなりになった。」とのこと

その後、色々噂が飛び交いましたが、最終的には、ご遺体がトンガに到着するのは26日のお昼頃で、香港からトンガまでの臨時直行便が出るとのこと。
そして、国葬は翌27日となりました。

そのため、今トンガでは国をあげて葬儀の準備に取り掛かっています。

トンガの葬儀と言えば、黒と紫。

今回は国葬ということで、街中の建物が黒と紫の布をフェンスや門などにかけています。

ヌクアロファ市内の様子


教会でも。


カフェだって。


さらに
道路工事や清掃作業も
急ピッチで進んでいます

草刈りをしてる高校生たち。


国王が逝去された日から100日間、トンガに住む人々は喪に服さなければなりません

例えば
・外出時には黒い服を着なければならない
・静かに過ごさなければならない
など

出張中ということで、黒いシャツを持ってきてなかった私は、さすがに街中が黒一色ということで、買いました
お店では、葬儀コーナーなどができてるところもありました

また、静かに過ごさなければならないということで、その間は色々なイベントが中止、または延期されることと思います

国葬に伴って、近隣諸国やトンガ国内の各島から要人が首都ヌクアロファに集まります
そのため、市内のホテルはどこもいっぱいだそう
タクシーもひっきりなしに走ることでしょう


本日エウアに戻ってきたのですが、空港の移動ということで、全身黒い服で帰ってきました
しかーし!!
エウアは違った
空港からの道で黒や紫の布をつけている建物9:00am 現在:0
赤や白、緑などいつもの変わらぬ格好の人:多数

同じ国でも、30キロしか離れていなくても、こんなに違うんですね
黒を着ている日本人の私の方がむしろ浮いてました(^_^;)

26日(月)、27日(火)は店も学校も病院もJICA Officeだって、ぜーんぶお休み。

私も初めてなことなので、当日どのようにふるまっていいのか分かりませんが、まわりのトンガ人の話を聞いたり、様子を見たりしながら、過ごそうかと思います

2012/03/15

ニアが帰ってきた!

本日、国際交流基金の長期研修を終え、ラビニア先生がエウアに帰ってきました!!


ラビニア先生(右)とジーンさん(左)

帰国したラビニア先生と今度日本に行くジーンさん
実は彼女2人は親戚関係です

トンガはほんと繋がりがあるなって思います。


それにしてもラビニア先生、
すごく日本語が上達していました

かなり滑らかに日常会話ならすることができます

先ほど1時間ぐらい日本語で話しました

日本での出来事、トンガでの出来事、学校のことなど...

ラビニア先生はほんと明るくてまわりの人を元気にさせる力を持っています

日本ではよく笑うから
「ワラビニア」
(笑う+ラビニア)
と呼ばれていたそうです(^。^)



ラビニア先生が帰ってきて
1つ大きな仕事をやり遂げたような気がします

あとは私が帰国するまで
日本語を使って毎日話そうと思います

もちろん新しい言葉も教えたりして。


最近、生徒たちがやんちゃ過ぎてイライラすることも多かったですが
また気持ち新たにラビニア先生と頑張っていこうと思います


最後になりましたが
日本でラビニア先生のことを色々気遣ってくださった皆さん
本当にありがとうございました

ラビニア先生も大変感謝していました



2012/03/13

お別れ。

出会いあれば別れあり。
同期で一番長い間一緒にいたK隊員がついにエウアをあとにしました。

先週からたくさんの送別会が催されました
K隊員の人柄あってのことだと思います


小学校の送別会

昨年そろばん大会が行われた場所での送別会
たくさん並べられた自慢の料理
そして大勢の先生方

とても温かい会で
想いがぎっしり詰まっていました


日本語のスピーチ

K隊員に感謝の気持ちを伝えようと
一生懸命日本語で読んでくれたトム。

感動的でした



E隊員の家での送別会

お別れの踊り

K隊員の踊りの師匠でもあるナウさんがしてくれました

笑顔が素敵な彼女
この時は切ない顔をしていました

料理を作ってきてくれたウイケさん。

おいしい料理をたくさん作ってきてくれて
ありがとうございました


この他にも
本当にたくさんの送別会がありました
お土産も段ボール2箱?!



そして、3月13日....

K隊員がエウアをあとにしました

「ありがとう、K隊員!!」

空港の皆さんが進んでやってくれました

飛行機からちゃんと見えてたかな??


こうして送別会続きだった日々も終わり。
送別会に参加させてもらって、彼女のここでしてきた活動や彼女の人柄など、トンガ人を通してたくさん伝わってきました。

初めの苦労していた時。
道が開けてきた時。
軌道に乗ってきた時。
忙しくて時間がなかった時。
そして最後の別れ涙を流した時。

そんなK隊員から多くのことを学びました

同期として一緒にエウアに赴任し、たくさんの時間を一緒に過ごしてくれてありがとう!!

2012/03/10

Prefect Induction

Prefectとは、学校のことの手伝いをしたり、生徒たちの監督をしたりする役。
その就任式が先日行われました

そのため、授業は午前だけになってしまい、またまた授業が遅れてしまうことになりましたが。。。


Prefectに与えられるバッジ

今年は24名います

主に5年生以上の高学年がPrefectになります


Prefect Inductionの様子

保護者の方も見に来ています


Prefectたち

この日は1名休みでしたが
皆きれいな首飾りをつけています

ちょっと真面目そうですよね?

この後
Prefectたちが聖書を読んだり
神父さんが先ほどのネームプレートを授与したり
歌を歌ったりしました


式の後は...

おいしいご飯time

Prefectと保護者、先生たちが一緒に食事します

おそらく生徒たちとこうやって食事するのは
この機会ぐらいでしょうか?


その後は...

カヴァパーティー

たまにはと思い
今回は一緒に写真を撮ってみました



この1年、Prefectたちは学校のために色々働かされることと思います
名誉なことですが、大変そう。。。

最近カヴァやトンガの料理を食べてばかりいるような気がします

2012/03/02

3月2日をひっくり返して...

3月2日をひっくり返せば、2月3日!!
ということで、今日は授業中に節分をしました(強引すぎ?)
 
時間がなくてできなかっただけですが。。。

今日は1時間目に4年生、3時間目に3,5年生という時間割り。
さらに、PTAミーティングがあるから授業時間も短め。
GOOD TIMING!!

まずはじめに、「せつぶん」の説明をしました
そして

「鬼は外!福は内!!」

の練習。

節分の歌も歌いました


教室の掲示

スペルミスがあってもご勘弁を。


「ぱらっ ぱらっ ぱらっ ぱらっ」

お気に入りのようでした


そして、折り紙。
今回は何にしようかと考え
豆を入れる箱にしました

きれいに折れてなくても
なんとかなるのが
この箱の良さ。

帰ってきたシオネサボウ君
良く折れてます

去年トンガの高校に転校してたのですが
今年エウアに戻って
日本語を選択してくれました

忘れてること多いですが
皆に支えられて頑張っています


いるんですよね
こういう人。

でも、かわいい。。。


テビタ:「おにはーそと!!」
サボウ:「いてててて....」

様になってます


投げているのは豆。
大豆ではありませんヨ。
ピーナッツ!
トンガバージョンの豆まきです

その後
健康のために
と年の数だけ食べるように言いましたが
もちろん
お爺さんお婆さんぐらい食べてました(^_^;)


最後に記念撮影!

4年生のみんな

鬼はだれ?!


3,5年生のみんな
(1人欠席)

いい子たちばかりです!!



これが終わったから、次はひな祭り。
授業の進度は遅れてしまうけど
文化を体験し、学ぶことも大切ですしね

今日1番嬉しかったのは
5年生のテビタ君が節分のことをきちんとノートにとっていたことです。

いやー、うれしかったなー。。。