2012/03/24

Tonga College & St. Andrew's の巡回教育

3月19日から21日まで、トンガタプで日本語を教えている2校の巡回教育を行いました
といっても、私は日本語部会のホープS隊員の巡回について行った感じですが。。。


まずはアテレにあるTonga College

とてもきれいで
エウア高校からこの学校に行く先生も
来る先生も多い
親しみのある学校です

実はー、
何度もこの前を通ったことはあったのですが、
今回初めて中に入りました


アカネシ・バカプナ先生

Tonga Collegeで唯一の日本語教師で、
明るく、指導力もあり、非常に熱心な先生です


生徒たち

アカネシ先生が質問すると
皆手をあげて回答します

ん~、エウア高校にはないな。。。
この指導力、逆にこっちが勉強になりました


実はこのトンガカレッジ
3,4年生がそれぞれ50名以上
3~5年生で100名を超える
トンガで最大の日本語履修者数!!
その多くはラグビーで日本に行きたいとか。

実際に今年の4月
日本に2週間のラグビー遠征に行くことが決定してます!!
夢の日本行きが手を伸ばせば届くところにある学校

生徒たちにとって
日本語は魅力的な教科
ということになるのでしょうか。


しかし問題が....

日本人のボランティアがいない。。。


ということで
今度日本に行くラグビーチームを集めて
私も日本語を急遽教えることにしました

名前の呼び方、あいさつ、自己紹介、Number
そして、日本語で言いたいことば

例えば
「○○が好きです」
「○○はきれいです」
など
ほとんどが対女性用のことば...

急遽ということで
何も準備していかず
分かりにくかったとは思いますが
みんな一生懸命日本語を話してくれました

楽しいひと時をありがとう

そして
教えたことが日本で言えることを願っています



次はSt. Andrew's High School

教会系の学校で授業時間が45分と
政府系の学校とは異なるTime table

ここでは音楽教師で現地採用のSさんが
2011年より日本語を教えています

Sさんはこれまで日本語を教えたことはありませんが、
学校側から依頼で
教えることになったそうです

Tonga College同様
日本語部会の手助けを必要としている学校の1つです

しかも
TIOE(教員養成学校)の日本語の教育実習生も入っているため
どのように指導していけばいいのか
との声も上がっていました

ということで
今回S隊員と一緒に行ってきました


生徒たち

現在3,4年生のみ。
教科書もトンガで使われている「さくら」の「Ⅰ」を
2年間かけて行うということになっています

皆一生懸命で
先生の言うことをきちんと聞いていました



教育実習生のアナさん

昨年日本語コンテストで優勝し
2週間の訪日研修に行ってきました

元々高校の先生で
学校側が日本語教育を始めたいとのことで
急遽彼女がTIOEで日本語教育を学ぶことになったそうです

教師の経験があるだけあって
クラスコントロールは抜群にうまい!!

ただ、ちょっと怖い。。。(^_^;)



教育実習生のレアピネさん

彼女はエウア高校の卒業生
彼女も成績優秀者として
日本に行ったことのある実力の持ち主。

彼女は発音に自信がないということで
若干不安そうに授業を進めていました

授業後、
発音のアドバイス
教える時に自信を持つこと
生徒たちとのコミュニケーションの大切さ
などを伝えました

元々明るく元気なレアピネさん
エウアの民としても
素敵な先生になってほしいです



Sさん

初めて日本語を教えるとは思えないほどの落ち着き
そしてテンポの良さでした

これからどのぐらいトンガにいるのか分かりませんが
トンガの日本語教育を日本語部会と共に支えていってほしいなと思います
我々は2年しかトンガにいられませんし。



巡回指導ということで各校を回りましたが
正直、こちらが教えるよりも学んだことの方が多かったような気がします
それに、トンガの日本語教育がエウア以外でどのように行われているかもよく分かりました

残りの任期は3か月を切りましたが、
1人で頑張っているトンガ人日本語教師のためにも
1人で初めて日本語を教えている日本語教師のためにも
また日本語部会の進展のためにも
残りの時間を精一杯やっていけたらと思います

4 件のコメント:

  1. えええええええ!?
    ピネ、先生になったの?!
    会いに行かなくっちゃ!すごい感動!

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  2. レアピネ、まだ先生になったわけではありませんが、これから先生になるんですよー。
    いつか会いに来てやってください。

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  3. Keitaro先生のブログを通して、レアの姿を見ることができました。
    ありがとうございます!!

    教育実習から自信を持って授業できる人なんてそうそういないはず。
    日本から目を輝かせて帰って来て、親も教会関係者も説得してTIOEに進んだレアですから、きっとその情熱と努力で乗り切りますよ!
    彼女は秀才型じゃないけどエウアには珍しい(?)努力型ですから。

    いっぱい褒めていっぱいいっぱい励ましてやってくださいね!
    そして来年度に向けて教育省に圧力をかけておいてください(笑)

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  4. みっちーさん、そうですね。もう少し自分に厳しくなれさえすれば、きっと彼女ならいい教師になれると私も思います。彼女はいいものをたくさん持っていますからね。
    早く一人前の教師になって、いつかラビニアのように日本に研修に来てもらいたいです。

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